注文住宅を購入し、間取りを考えている方へ
このページでは建てる前にオーダーしておく必要がある壁の構造について説明してます。
多くの壁は「石膏ボード」で作られており、強度のある物を設置する為のネジを打てない という事を理解した上で、ネジ打ちをしたい場合は、べニア板の下地をいれて壁を作ってもらう必要があります。では、どの部分にべニア板を入れていけばいいのか、すぎさんちの場合をみていきましょう。
石膏ボードの落とし穴
最近の家の壁は、石膏ボード(安価であるが非常に丈夫であり、断熱・遮音性が高い建築材料)で作られているのが多いようです。最初は「いい素材なんやね。」と思ってましたが…
でも大丈夫。策はあります!
ネジ止めをしっかり留めれるようにする為には、べニア板を下地にいれてもらえれば解決します。
それなら、私はどこにどんなインテリアをしたいと思うかわからないし・・・
「じゃあ全部べニア板を入れてください!」
べニアを入れるにも、プラス料金がかかります…
…
となると、家を建てる前に、どこにどんな物を取り付けたいのかを予め想定させ、べニア板をいれる箇所を決める必要がでてきます。
ちなみに、石膏ボードにネジをいれるのは難しいですが、壁で隠れてる家の柱を探して、そこにネジをうてば、大丈夫ですよ! とか、石膏ボード専用のネジが売ってますよ! 等、アドバイスもいただくのですが、柱はトントン叩いても、
この音が柱か?ん?微妙…
柱探し探知機を購入し、調べましたが、それも微妙。。。(高かったのに…)
間違って、柱じゃないところに穴をあけてしまいたくないし、 結果、柱作戦は断念しました。
石膏ボード専用のネジもあるのですが、耐荷重に制限があるので、重い物には耐えられません。
建てる前に家の中にどんな物を置いて、どんなレイアウトにしたいか、90%ほど構想を練った上で、べニア板を入れる箇所を決めてください!
べニア板の下地をつけるべき箇所7点
①収納棚をつけようと考えているクローゼットの中の両サイドの壁
これは、どの家でも絶対につけるべき箇所!
例えば、洗面所にタオルとか下着とかパジャマの着替え等を入れておく引出しなどを収納するクローゼットがあった方が便利ですよね。
そのクローゼットの中に棚柱を両サイドに取り付けておけば、棚が何段でも置けるようになります。
この棚柱を取り付けるには、やはりネジ留めとなるので、べニア板を両サイドに仕込んでおく必要があります。
他にも、棚をつけた方が収納しやすいクローゼット(←幅がある程度狭いクローゼット)は全てべニアをいれてもらい、この棚柱を取り付けてもらいましょう!
ちなみに、友人はべニアを入れてないが故に、この棚柱を取り付けられなかったので、上部分がデッドスペースとなる部分が多く、もったいないと言ってました。
②テレビを壁掛けにする為の壁
私は壁掛けテレビをおススメしてます。理由は空間が広くスッキリするからです。テレビは重量があるので、石膏ボードでは壁掛けはできません。なので、壁掛けテレビをする予定なら、その壁にべニア板をいれてもらいましょう。
※壁掛けテレビにする場合、配線を隠して出す穴を壁にあけてもらう必要があります。この記事は後日アップする予定です。
③黒板を取り付けたかったのでその壁!
子どもと楽しい勉強や、子ども達と楽しむツールとして、黒板は必須だと考えてました。すぎさんちの黒板は、色々考えた上、この学校で使用しているような本気の黒板を購入しました。
こちらも重量もあるので、石膏ボードでは取り付けできません。なので、べニア板をいれてもらいました。
④玄関に上着掛けを取り付けたかったので、その壁!
すぎさんちは、コートや帽子などを引っかける家具を購入しようか、迷った結果、壁に引っかけるタイプにしました。
ここもしっかりとネジ打ちをしたかったので、べニア板をいれました。
⑤トイレには、自分の好きなトイレットペーパーや、タオル掛けをかけたかったので、その壁!
ここは言わずとも、メーカーの物を取り付けなくてはいけないので、べニアは入っていたと思いますが、念の為伝えました。
⑥リビング階段にロールスクリーンを取り付ける箇所の壁!
リビング階段の仕様なら、冷暖房が2階にも流れていくので、それを防ぐ為に、ロールスクリーンを取り付けており、それもネジ打ちの方が安心なので、べニア板を入れてもらい、取り付けもしてもらいました。(突っ張りタイプのロールスクリーンもありますが)
⑦ホスクリーンを取り付ける天井
ホスクリーンって知ってますか?
部屋干しをする為に、部屋の中に物干し竿を引っかける事ができるようにする為の物です。
すぎさんちは乾太くん(衣類乾燥機)を装備しているので、部屋干しする機会はありませんが、将来、乾太くん(衣類乾燥機)を処分して、自分で干すようになるかもしれませんので、付けておきました。
こちらもネジ留めする必要があるので、べニア板をいれてもらいました。
まとめ:間取り図で見て見よう
こんな感じですね。
石膏ボードでも問題なかったこと
すぎさんちでは、こんな物たちを石膏ボードの壁に、画鋲などで飾ってますが、問題ありませんでした!
<石膏ボードで問題なかったインテリア>
・額縁に入れた写真(Lサイズ)
・額縁に入れた子どもの作品(B4サイズ)
・壁掛け時計
軽めの物は、大丈夫ですね!
後々、べニア板を入れ込むことは難しいので、後悔しないようにじっくりと考えてみましょう!