注文住宅を購入し、間取りを考えている方へ
このページでは「間取りを考える際、収納スペースがどれだけ必要か」の考える手順を、すぎさんちで考えた事を元にご説明してます。
収納スペースの必要性
収納スペースを確保できていないと、物が溢れかえり、片付かない家になってしまいます。
空間を広くとりたい気持ちもありますが、収納スペースの確保は、もしかすると…1番重要かもしれません。
片付くスッキリした家作りを目指しましょう!では、どう考えていくのか見ていきましょう。
収納場所を確保する為に、考えるべき事4点
01.現状ある物の洗い出し
間取りを考える最初の段階で、自分の家にある物の洗い出しをしてください。
すぎさんちは、下記項目があがりました。 ※キッチン用品は除く
- 服(下着、家着、普段着、コート、スポーツ用品)
- 帽子、アクセサリーなど小物
- カバン
- 布団(自分・旦那・子ども・お客さん用2セット)
- タオル
- 掃除機
- 季節家電(暖房器具・扇風機・加湿器・サーキュレーター・こたつ・布団乾燥機など)
- 季節の飾り物(クリスマスツリー関連・お雛様・こいのぼり・お正月・ハローウィン・リースなど)
- カーペット(冬)/ゴザ(夏)
- マッサージ機
- 書類(説明書・手紙・祝い袋などその他)
- 貴重品(ハンコ・通帳・カード・重要書類など)
- 文房具(ペン類・紙類・はさみ・カッターなど)
- 本
- 靴
- キャンピング用品
- ガーデニング用品
- スノーボード
- ラケット(テニス・バドミントン)
- ゴルフ
- 裁縫関連
- 工具関連
- おもちゃ
- 外遊び用品(ボール・お砂場セット・シャボン玉など)
- 傘
- 防災セット
- ベビー用品(おまる、抱っこ紐、子ども椅子、哺乳瓶など)
- ベビーカー
- パソコン
- プリンター
- 思い出の品
- 趣味用品
02.置く場所の割り振り
分類分けをして、現時点のタタキの間取りがあれば、そこに入れ込んでいきます。
実際おいてみないとわかりませんが、だいたいで。
すぎさんちの場合は、こんな感じ。
クローゼットに配置しなかった物は、別途家具を購入して対応するように考えました。
外遊び道具(シャボン玉、フリスビー、縄跳び、小さいボールなど)については、こういう木箱を購入して、玄関先に置いて収納してます。見た目もオシャレだし、遊び台にもなるし、とても便利に使ってます。
03.クローゼットの収納サイズとスペックを考える
何も要望をださなければ、押し入れサイズのクローゼットや、縦のぶち抜き部分があるクローゼットにはなってませんでした。ご自身の荷物を見て、どんな形・サイズのクローゼットがいいのか、考えていきましょう!
【収納サイズ】
・高さ、奥行の長さはどうするのか
【スペック】
・洋服つりのポールをつけるのか(取り外しできるタイプがあります)
・真ん中に仕切り棚をつけるのか
・<重要!>可変式の棚を設置できるようにするのか
【サイズ:高さを調整】細長い物(ベビーカー・ゴルフ・スノーボードなど)を置く収納場所
高さがあるものは、真ん中の仕切りは邪魔ですよね。
※玄関にウォークインクローゼットを作れる場合は、そちらで収納できますね。
【サイズ:奥行を調整】布団を置く収納場所
棚自体の奥行の長さ:60センチ~75センチ必要
押し入れの奥行は約75センチです。
なので、75センチあった方がお布団は入れやすいと思います。
【サイズ:奥行を調整】衣装ケースの収納場所
衣装ケースの大きさは色々あります。
・大きいサイズ:約75センチ
・普通サイズ:約45センチ
大きい衣装ケースにシーズンオフの服を収納したいと考えている場合(かつ、縦に置く場合)奥行が必要です。押し入れサイズ(奥行75センチ)のクローゼットを作り、上段はお布団、下段は大きい衣装ケースを置くもの1つですね。
【スペック】ポールや真ん中の棚は必要か?
この項目は、洋服の収納を考えてイメージしてください。
コートや長い物をかける所は真ん中の棚があるとかけれませんね。
【スペック】可動式の棚の設置について
棚を何段も作りたいクローゼットには、可動式の棚をつけましょう。これがあると、どんな大きさの収納ケースを置いても、自由自在に棚の位置を変えることができます。そして、棚を何個でも加える事ができるので、上部の空間も無駄無く、物を収納することが可能になります。
すぎさんちの場合
・洗面所クローゼット
・玄関クローゼット
この2カ所に可動式の棚をつけることにしました。
注意点!
このレールを取り付ける為には、ネジうちが必要となります。何も言わなければ、壁の内側は石膏ボードの状態でスカスカでネジ打ちができません(強度が弱い)。なので、この部分にべニア板をかまして壁を作ってもらう必要があります。
このレールは、施工会社が取り付けていただき、板も2枚つけてくれました。あと、追加の板はホームセンターで板を買って切ってもらいました。(レールは自分でも購入して取り付け可能です)
04.すぎさんのやるべきポイント!
洗面所にクローゼットをつけてほしい!
洗面所にクローゼットがないお家が多いと思います。
お客さんが手を洗いに来る場所なので、下着とか見られたくない物は置きたくないですよね。でも、クローゼットがあれば、何でも置けます。
すぎさんちが収納している物は
・タオル
・下着
・家着/パジャマ
・薬
洗面所に下着と家着とパジャマがあると、2階にあがらなくていいので楽チンなんですよね。タオルも汚いタオルもあったりするし…(隠したい)
普段使わないバスタオルや、お客さん用のタオルなども上の段に置いてます。
※他、裁縫セットや旅行洗面用品なども置いてます。
子どもの服はリビングに置いて欲しい!
子どもの服は、絶対にリビングフロアに置いて欲しいです。
理由は、
①保育園の支度は、毎日の事で用意する物が多く大変。
それが、2階にあると、とても非効率です。
共働きなら時間が1分1秒、短縮していかないといけないので、リビングに置く配置をお勧めします!
②子どもが自分で服を取りに行き、着替えてもらうようにする為にもリビング配置がGOODです。
リビングに置くおもちゃも考えといて欲しい!
いつも使うお気に入りのおもちゃはリビングに置く形になると思います。
そのスペースも考えてください。よくあるのは、IKEAのTROFAST トロファストとか、ニトリのカラーボックスにボックスなど組み合わせて作ったものなどをみかけます。ああいうので、いいと思います。
すぎさんちは、ニトリのカラボを少しDIYして自分仕様に作りました。
理由は、
①横長のおもちゃを入れる棚が欲しかった
②横の長さがある程度長いものが欲しかった
③インテリアにあう色がなかった
すぎさんはDIYして、横長収納はあって良かったな~と思いますが、引出しのレールは板をかましてただけなので、ズレ落ちたりと不便さもありましたので、お勧めはいたしません。
トイレの上部に棚は欲しい!
おそらく、何も言わずともつけてくれると思いますが、念のための確認。
ここには、余ってるトイレットペーパーや生理用品を収納したいので、
なければ、棚をつけるのをお勧めします。
すぎさんちはこうなりました!
▼玄関クローゼット
▼洗面所クローゼット
▼階段下クローゼット
・廊下クローゼット
(季節家電は移動しました)
・寝室クローゼット
・3階クローゼット
【誤算!】収納できなかった物たち
漏れはないだろうと思っておりましたが、下記2点が収納しやすい所がなく、あふれています。
・掃除機
・バケツ
掃除機は洗面所のクローゼットに押し込めば、入るのですが、出し入れがしにくいので、洗面所横にいつも置いてます。
バケツも洗面所下に押し込めば入るのですが、無理やり感が強いので、乾燥機の上に置いてます。
両方とも、見栄えはよくありません。掃除機はお客さんが来る時だけ、クローゼットの中へ入れればいいので、まぁいいのかなと思ったりますが、掃除機がスッと入って、パッとだせるところがあれば、最高ですね。
【失敗談】住んでわかったこと
すぎさんは、収納の間取りサイズをバッチリ確認して、事前に収納ケースを全て手配してました。
置いてみて、誤算だったのが、このクローゼットの扉を折りたたんだ部分と、右側のクローゼットの枠の部分。この部分に引出しがあたると引き出せない…
無理やり開けるしかなく、バキバキに壊れていく収納ケースです。
他、観音開きのクローゼットも同様でした。
住んでから、増えた物たち
すぎさんちは、子どもが1歳時点で、マイホームを購入し、現在(2023年時点)、子どもが6歳(男)&もう1人子ども(女)が増えました。(当初、一人っ子を想定して家作りをしてました。)
マイホームを建ててから、約5年後…増えた物はこちら↓
・おもちゃの箱
・プール/海水浴用品
(大きいプール、小さいプール、浮き輪、フィン、ライフジャケット、水遊び用の靴、水鉄砲など)
・虫カゴ(大・中・小)
・キャンプグッズ(テント、タープ、椅子、机など)
・女の子の服
・子ども用ヘルメット
・外遊び道具(ボールやフリスビー、砂遊びセットなど)
おもちゃの箱について
おもちゃが増える増える…子ども部屋はおもちゃの部屋にしているのですが、ゆくゆくいらなくなった時に綺麗な箱があった方が高く売れるでしょ。と思い、残していくと、あれまーこんな沢山になってもた。と5年経ってなりました。これ、本当に必要か?と考えた時、メルカリで販売するにしても、箱無しでできるだけ小さくした方が安い送料でいけますよね。安い送料なら、販売価格も少しおさえれますよね。お買い求めしやすい価格の方が売れやすいですよね。
つまり「箱はいらない」が現時点の私の考えです。
小さくする梱包する余地がないおもちゃ、かつ売れそうなおもちゃに関してのみ、箱を置いて、先日断捨離しました!
プール・海水浴用品について
これ、とっても増えていきましたねー。
すぎさんちは、プールは大きいものを購入。
理由は2点。
1.少しでも泳げる感じの大きさで、水泳を遊びにいれたい。
2.お友達をよんで楽しめる大きさ。
そして、2人目の子どもができて、小さいプールを購入。
そして、海に遊びに行くようになり、ライフジャケットや浮き輪など増えていった次第です。これから小学校卒業までは使うのかなと思います。
虫かごについて
そんなカゴいる?と思われるかもしれませんが、
外遊びで虫に興味をもった子どもに、とことんやらせてあげたいと思うなら、必要になってくるんですよね。
虫取りに出かけた時、バッタやカマキリ、コオロギ、ダンゴムシ、ザリガニなどつかまえてました。
そして、カマキリやバッタを家で飼うとなると、サイズは大にしてあげたいです。
他に、かぶと虫も幼虫から育てる事もあるかと思います。
やはり、サイズは大。
これが大きいから、収納とるんですよ。
置く場所ない!!!玄関クローゼットを整理して入れました。
キャンプ用品について
年に一回は海に行くように(面倒くさいですが)頑張ってます。
毎回、日差しがきつい…テントだと生き苦しい…
タープで椅子に座ってる家族が羨ましい…
パラソルをレンタルするも高い!
なので、色々と購入する結果に。
置く場所、考えてない!!!!
すぎさんちの玄関はウォークインクローゼットはない!!
という事で、この収納庫付き室外カバーを購入して、落ち着きました。
これ、買って良かったです~
室外機が南側にあったので、日除けをしてクーラーの電気代を少しでも抑える効果もあり、そして収納スペースもできて、一石二鳥!少し高いですが、ゆくゆく3階にも置いて、プール用品いれよう
と思ってます♪
まとめ
ご自身の荷物の棚卸をして、収納場所は余裕をもって考えてみてください。
年月とともに、また状況は色々変わりますが、収納する場所さえあれば、不要な物を捨てたりして、その時代にあった物の整理ができると思います。物が溢れかえる家になりませんように…私もそうならないように頑張ってます!